病院・クリニック売却の仲介会社が見つかるWEBメディアURUCLINIC(ウルクリ)病院・クリニック売却の仲介会社が見つかるWEBメディアURUCLINIC(ウルクリ)
病院の売却・M&A仲介会社34社から厳選紹介【ウルクリ】 » 病院・クリニックを売却・譲渡したい方向けのコラム一覧 » 出資持分ありとなしで医療法人のM&Aの違いはある?

出資持分ありとなしで医療法人のM&Aの違いはある?

医療法人や病院、クリニックのM&A(売却)について、出資持分あり・なしでどう違うのかをまとめました。

目次閉じる

医療法人のM&Aについて

医療法人の引き継ぎにM&Aが
適している理由

高齢等により医師が引退を視野に入れた際、取れる手段として「廃業」「親族への承継」「M&A」3つの方法があります。「廃業」については、施設や機器の処分などで多額の費用が生じるのが一般的です。また、「親族への承継」も、後継者がいないことには先に進めません。

これらの問題をまとめて解決できるのが「M&A」です。M&Aであれば、後継者がいなくても今の医業を引き継ぐことができ、なおかつ売却益も期待することができます。

医療法人のM&Aで重要となる
ポイント

医療法人をM&Aする際に重要となるポイントが、引き継ぎたい医療法人が「出資持分あり」なのか「出資持分無し」なのかです。どちらに該当するかによって、医療法人をM&Aする際に選択できるスキームの種類が変わってきます。

出資持分がある医療法人と、出資持分がない医療法人のM&Aのメリット・デメリットをそれぞれご説明します。

出資持分がある医療法人のM&A

出資持分がある医療法人は、「事業譲渡」「合併」「持分譲渡」3つのM&Aスキームが選択できます。

「事業譲渡」は、経営権を残したまま資産の全部または一部を譲渡する方法。「合併」は、他の医療法人と統合し一つの医療法人になることです。「持分譲渡」は、出資持分を出資者が全て譲渡することで医療法人を売却する方法です。この3つの中で、持分譲渡が一番分かり易くシンプルなスキームとみなされています。

メリット

「持分譲渡」が選択できる点が大きなメリットと言えるでしょう。承継の際に、諸々の手続きを簡易的に済ませることができます。施設や従業員をそのまま引き継げるので、見た目的にも大きな変化が感じられず、患者にも不安を与える心配も少ないです。また、出資持分の譲渡により、出資者は売却益を得ることもできます。

デメリット

「持分譲渡」はメリットがある反面、デメリットもあります。医療法人を丸ごと引き継ぐため、譲渡側が大きな負債や訴訟リスクなど抱えている場合、譲受側は大きなマイナスを被ることになります。そのため、M&Aの買い手候補を見つけるのに苦労する可能性が出てきます。

出資持分がない医療法人のM&A

出資持分がない医療法人のM&Aについては、「事業譲渡」と「合併」2つのM&Aスキームに絞られてきます。出資持分(=財産権)がない法人であるため、「持分譲渡」のM&Aスキームをそもそも選択することができないためです。

メリット

出資持分ありの場合、出資者が退職等で払い戻し請求権を行使した際、金額によっては医療機関側が大きなダメージを被ることがあります。しかし、出資持分がない医療法人の場合は、先に述べたようなリスクが少ない点がメリットと言えます。

デメリット

出資持分がある医療法人と比べると、M&Aのスキームの選択肢が限られてくる点がデメリットと言えるでしょう。そのため、承継にかかる手続きも、時間やコストを擁することが想定されます。

まとめ

医療法人の後継者問題の解決策として有効なのが「M&A」です。持分ありと持分なしで選択できるM&Aスキームは変わってきます。どのスキームが良いかは、個々の事情によりそれぞれ異なりますので、医療分野のM&Aに精通したM&A仲介会社にアドバイスを仰ぐのが望ましいと言えるでしょう。

関連ページ

この記事を読まれた方におすすめのページをご紹介します。

           
開業医が直面する経営課題から選ぶ
病院クリニック売却仲介会社おすすめ3選
赤字の現状を
早期に打開したい。
ダブルブリッジアドバイザリー
引用元:ダブルブリッジアドバイザリー公式サイト
https://h5qtpe6m.lp-essence.com/
  • 開業支援や増院支援、メニューの開発、調査などの医療系コンサルティング業務も提供
  • M&Aに興味を持つ医療機関や企業情報を多く保有

公式HPで売却成功事例を見る

赤字脱却のためのM&A
成功事例を見る

良い後継者を
じっくり探したい。
メディカルプラス
引用元:メディカルプラス公式HP
https://www.medicalplus.info/
  • 保険診療の個人クリニック(診療所)の第三者継承支援を多く手掛けている
  • 独自のネットワークにより、年間30件以上のクリニックのM&Aを成立(2023年12月4日調査時点)。

公式HPで売却成功事例を見る

医業承継のためのM&A
成功事例を見る

余力のあるうちに
対策を考えたい。
オンデック
引用元:メディカルプラス公式HP
https://www.medicalplus.info/
  • 対象とする企業・医療機関の事業規模には制限を設けていない
  • 年商数千万円の小規模な企業から、年商数百億円といった中堅企業まで、幅広い支援実績

公式HPで売却成功事例を見る

設備投資のためのM&A
成功事例を見る