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動物病院

動物病院のイメージ画像

動物病院業界の市場動向や、動物病院のM&A(売却)についてまとめました。

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動物病院業界の市場動向

動物病院市場は縮小傾向

船井総研が会員に対して調査したレポートによると、2023年の動物病院の外来数が、3億円以上の大規模病院で95.9%と過去5年間で初めて前年を割る結果に。また新患数においても、一部の規模の病院で前年を下回る結果となっています。飼育頭数の減少を受け、動物病院の経営にも影響が出始めているようです。

動物病院業界

飼育頭数減少による経営への影響は、2024年以降も続くと見られています。2020年頃から企業による動物病院の買収の動きが活発化しており、グループ化の動きも加速しているようです。個人病院にとってますます厳しい状況となってくるため、M&Aで大手の傘下に入り、医業に専念するのも一つの手段だと言えます。

動物病院のM&A・売却事例

高額での売却を実現

三重県と滋賀県で3病院の運営を行っていましたが、引退のため売却を決意。売上規模は約8億円でした。買取金額が高額だったこと、仲介手数料がかからなかったこと、同じ獣医師が代表取締役であることの3点が決め手となり、動物病院M&A買取専門のWOLVES HANDに売却先を決定しました。買い手は、動物病院のグループ経営をしており、仲介業者を挟まず直接動物病院を買い取っています。現役の獣医師が代表を務めており、幅広い診療に対応できる体制を整えるために買い取りに注力している会社です。

参照:株式会社 WOLVES HAND公式HP(https://ma.wolveshand.jp/case/1/)

経験豊富な獣医師を迎え引退

東京都で小規模の動物病院を運営していた院長は、引退のため売却することにしました。後継者がいなかったため、自身の引退はそのまま閉院になってしまいますが、閉院になっては通っていた飼い主さんたちに迷惑がかかると考え、確実な売却を希望していました。また、売却先は、動物病院を理解し経験豊富な獣医師である必要を感じていました。動物病院での診療経験豊富な獣医師を迎えられるWOLVES HANDを選んだことで、安心して引退できました。

参照:株式会社 WOLVES HAND公式HP(https://ma.wolveshand.jp/case/2/)

A'alda Japanによる事業承継

A'alda Japan株式会社は、2024年1月15日、大阪府松原市に本院を構える松原動物病院の全株式を取得し、M&A・事業承継を完了しました。この取引は、A'aldaの完全子会社である株式会社A'alda Animal Hospital SPC2号を通じて実施されました。1990年に開院した松原動物病院は、関西エリアで高度医療サービスを提供する動物病院として知られています。

松原動物病院の持続的成長を支援し、両社の発展を促進することが事業承継の目的です。統合により、松原動物病院の高度医療技術とA'aldaの経営力、バックオフィス機能、マーケティング・企画力を組み合わせ、シナジー効果を生み出すことが期待されています。

参照:PRTIMES(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000034.000084106.html)

動物病院のM&A
売り手にとってのメリットとは?

動物病院のM&Aは売り手側にさまざまなメリットがあります。

後継者問題の解消

親族内に後継者がいなくても、病院を引き継ぐことができるのが「M&A」の大きなメリットです。動物病院の医師についても、買い手候補の中から適した人材を選択することができます。長年手塩にかけて育ててきた動物病院をによって存続させることが可能です。

売却益が得られる

M&Aで動物病院を譲渡した際に売却益を得られるので、セカンドライフの資金に充当させることもできます。動物病院が黒字経営であったり、立地が良かったりなど、買い手にとって大きなメリットがある場合、いい条件で譲渡される可能性もあるため、売却益も期待することができるでしょう。

医業に集中できる

個人経営のような動物病院の場合、治療から労務、経営まで院長1人で管理していることが多いため、業務負担が大きな問題となることが少なくありません。M&Aで経営面に強みを持つ買い手先に譲渡できれば、経営から解放され医業に集中できるだけでなく、病院の売上の向上や改善に繋げられます。

スタッフの雇用を守れる

動物病院の承継を検討する際、スタッフのことが気になるところです。解雇するとなると、スタッフの生活に大きな影響がでるため、慎重に検討しなくてはいけません。ですが、M&Aでスタッフごと引き継げれば、雇用や生活面を守ることができます。買い手にとっても、新たに採用の手間が省けるというメリットがあります。

地域医療に貢献できる

動物病院が限られた数しかない地域では、突然閉院となると住民の中に困る人たちも多く出てくるでしょう。M&Aによって動物病院を存続させることは、地域医療に貢献することにもつながります。特に、地域に根ざして医療を提供してきた場合、引き続きペットたちの健康を管理し続けることができます

動物病院のM&A
売り手にとってのデメリット
とは?

引継ぎする時期を自分で選べない

廃業の場合は、自分の都合に合わせて閉院する時期を選べます。一方で、動物病院の場合はM&A、引き継ぐタイミングを自分で選べないのがデメリットと言えます。買い手候補の選出や交渉などがあるため、まで時間M&Aを要するのが一般的です。引退したい時期がある場合、早めにM&Aの検討を進めた方が良いでしょう。

動物病院のM&Aの実績・事例が
ある
仲介会社

当WEBメディア「URUCLINIC(ウルクリ)」で動物病院のM&Aの実績・事例を掲載している仲介会社をすべてご紹介します(2023年12月4日調査時点)。

           
開業医が直面する経営課題から選ぶ
病院クリニック売却仲介会社おすすめ3選
赤字の現状を
早期に打開したい。
ダブルブリッジアドバイザリー
引用元:ダブルブリッジアドバイザリー公式サイト
https://h5qtpe6m.lp-essence.com/
  • 開業支援や増院支援、メニューの開発、調査などの医療系コンサルティング業務も提供
  • M&Aに興味を持つ医療機関や企業情報を多く保有

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赤字脱却のためのM&A
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良い後継者を
じっくり探したい。
メディカルプラス
引用元:メディカルプラス公式HP
https://www.medicalplus.info/
  • 保険診療の個人クリニック(診療所)の第三者継承支援を多く手掛けている
  • 独自のネットワークにより、年間30件以上のクリニックのM&Aを成立(2023年12月4日調査時点)。

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医業承継のためのM&A
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余力のあるうちに
対策を考えたい。
オンデック
引用元:メディカルプラス公式HP
https://www.medicalplus.info/
  • 対象とする企業・医療機関の事業規模には制限を設けていない
  • 年商数千万円の小規模な企業から、年商数百億円といった中堅企業まで、幅広い支援実績

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設備投資のためのM&A
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